題名:『勉強法 教養講座「情報分析とは何か」』(著・佐藤優)
一行説明:インテリジェンスの理論、国際情勢に関する具体的分析、読書術、日本の大学生やビジネスパーソンに起きがちな知的欠損、受験勉強の仕方など、多岐にわたるテーマの勉強法を説いている。
趣旨:本書では、生き残るために必要な知性がなんであるか、そして、それはどのようにして身につけるかについて、具体的に論じている。
主に3点。
まずは数学です。数学はロジック、論理、証明と計算です。一つの条件は、小学校のレベルの算数がクリアできていること。小学校レベルの算数ができていることを前提にすると、放送大学が良い。いいカリキュラムが組まれている。
もう一つは外国語です。これは知識を立体化されるために必要です。圧倒的多数の皆さんにお勧めするのは英語。自分の関心のある文献について、英語で読む力をつけておくことは重要です。結局。語学の勉強で覚えなければいけないのは、単語と文法の二つだけである。
三つ目は歴史に関する知識。 歴史の勉強は、類比的な思考を身につけるために不可欠である。歴史は同じ形では反復されません。しかし構造は似た形で反復されます。お薦めなのは、スタディサプリの世界史。
引用文:
引用1「教養人になるという目標のための必要条件が、勉強法なのです。」
引用2「コメニウスともいいますがーラテン語で【人間は限界がわからないものに対して恐れを覚える】ということを言っています。」
引用3「博識とは、知識の量が非常に多いということ。それは必ずしも教養につながりません」