『鬼滅の刃』で知られる作者吾峠呼世晴の漫画『吾峠呼世晴短編集』の感想を書いていく。
読み切り4作品を収録。
内容
過狩り狩り
『鬼滅の刃』のベースとなった作品。『鬼滅の刃』でも登場している「珠世」「愈史郎」も出てくる。
外から来た一人の鬼を倒そうと鬼三人が協力して挑むも途中で、片腕盲目の剣士(名前は不明)が来て外から来た鬼を倒すお話。
鬼サイドからの話から始まるので片腕盲目の剣士の詳しいことはよくわからない。ただめちゃくちゃ強い。
文殊史郎兄弟
表紙のカバーにもなっている「文殊史郎聖正」が登場する。
一人の少女が父の仇を討つために文殊史郎兄弟に男の殺しを依頼することに。
「文殊史郎聖正」が『鬼滅の刃』につながる要素として耳がよく、心臓の音が聞こえる。
男の屋敷に侵入し警備のものをバッタバッタと倒していく。結構人が死んでいく作品。
またこの話の表紙がえらく不気味に描かれている。
肋骨さん
主人公は浄化師の「アバラ」。邪氣憑きの人の邪氣を払う人を浄化師である。
主人公の心情や戦闘など少年漫画らしい作品ではないかと。(敵もえらく狂っていたし)
河童がえらく可愛かった。
今回収録の中で一番面白い作品だったかな。
蠅庭のジグザグ
主人公解術屋「ジクザグ」が活躍する話。解術屋とは呪いをとく人のことである。またその逆で呪いで人を殺す呪殺屋もいる。
不審な首吊り自殺を調査することになった「ジクザグ」だが、知り合いにも同じように首吊り自殺の人がいたことからその解決に向けて動き出す。
今作呪いがテーマである。現在ジャンプで連載している『呪術廻戦』に似ている部分である。
まとめ
話の中には少年漫画っぽくないのもあるな〜。ただしっかり肋骨さんやジグザグは少年漫画らしい展開で描かれている。