戦後から1970年代にかけては貧しい環境から裕福になる。そこでの仕事のモチベーションはもっと豊かになりたい、お金が欲しいというシンプルな欲望を満たす。
➡️マイナスのところからゼロに持っていきたい。
一方1980年以降に生まれた世代、ミレニアム世代は比較的裕福になった後の世代なのでお金や出世みたいなものモチベーションを感じにくい。
➡️物質的には満たされてしまって、これ以上どこを目指したら良いのかがわからない。
ミレニアム世代以前は足りないものがあって、それを埋めるために必死に頑張るという明確な方向性を持っていた。そして、その基盤を受け継いだ世代は満たされてしまっているので、何に向かって頑張れば良いのかがわからなくなっている。
➡️その不完全燃焼のような感覚が多くの人を不幸にしているという事実。
グーグルなどのような企業が多くの優秀な人を惹きつけられるのは給与と福利厚生を持つというだけでない。
➡️そこで働く人たちに人生の意義や目的を提供していることが大きな要因。
引用元
佐藤航陽『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』株式会社 幻冬舎 2017年