概要
この本は筆者の有料個人サイトの会員向けに配信しているメールマガジンの文章に加筆、修正してまとめたものである。
毎週その週に起こった様々なニュースに対して、筆者の解説を加えた文章を会員の皆様に配信している内容である。
防犯カメラ
昔、町や店に防犯カメラを設置しようという動きがあったとき、人権派のジャーナリストや文化人がこぞって反対した。監視社会になるやプライバシーの侵害という理由です。
しかし防犯カメラによって犯人が判明して事件が解決したケースは数多くある。
今後もっと防犯カメラを町に設置するべきではないか。
脱獄
松山刑務所大井造船作業場から脱走した受刑者が3週間以上の逃走の末ようやく捕まった。
この男が脱走した大井造船作業場は受刑者と民間企業の社員が同じ場所で働くことになっており、そこには逃走防止用の高い塀や鉄条網はない。
そこでの作業が許されている受刑者は模範囚の中でもさらに信用を得ている者で、決して逃げ出さない前提で働いていることになっている。
しかし模範囚と言っても全面的に信用しすぎである。
過労死
ブラック企業と比べて刑務所内は天国のようである。受刑者の刑務作業時間は一般的な労働時間とされる1日8時間に達していない。
受刑者の中には短い労働時間の中に休憩もたくさんあってとても良心的な環境という意見もあり、一般社会で働く方がまるで刑罰を受けているようである。
給食費
埼玉県の市立中学で給食費を払わない子供の給食を停止する通知を保護者に出したことがあった。
この問題は学校側はずいぶん前から頭を抱えていて、給食費未納の家庭には担当教師が訪問し、生活が苦しければ給食費などが支給される就学援助の仕組みなども説明しました。それでも応じない未納について、払えるのに払わない事例と判断しました。子供の給食費を払えるのに払わない親がいるのが現実である。
判事
名古屋家庭裁判所の男性判事が反天皇制を謳う団体の集会に複数回参加し、譲位や皇室行事に批判的な言動を繰り返していました。
個人がどんな主義主張を持とうが自由ですが、自身の出す判決一つ一般市民の生活を大きく変えることのできる裁判官となればそうはなりません。裁判官の衣装が黒い理由は、黒色はどの色と混ぜても黒のまま変わらないことから、誰の意見にも左右されず中立の立場を貫いて判断するという意思を表しているからである。
さらに彼は集会に集まった一部のメンバーに裁判官の身分を明かしていたとみられ、これは裁判所法が禁じる裁判官の積極的政治運動に抵触する可能性がある。
鉄道
インドネシア政府はジャワ島の高速鉄道計画で日本と受注を競っていた中国案を採用することに決めた。これにより日本の新幹線案は却下となりました。
日本とインドネシアは数年前から協力して高速鉄道導入のための需要予測や地質調査を行っていた。ところが、その調査結果がインドネシアの親中派の関係者により中国側に流失した。そのわずか5ヶ月後に中国が提出した案は、日本がすでに提出していたものとルートや駅の位置も全部同じで違ったのは金額の見積もりだけであった。
つまり日本案をそのまま丸写ししていたのである。その証拠に地質調査をした形跡は全然ない。地質調査もしないため、安く済むのは当たり前である。
審議拒否
2015年安保保障関連法案の成立を目指した国会会期の延長に対する野党の反発で、衆参両院の審議がストップした。野党各党は95日間の延長を非常識と批判しているが、そもそも審議を尽くせと言っていたのは民主党であった。
十分に審議を尽くして、野党議員にも国民にも納得してもらおうという思いの延長である。それなのに延長を非常識とはどういうつもりなのか。
さらに民主党の国対委員長が参院自民党の国対委員長と会談した際、95日間も延長したら国会や党職員の夏季休暇が取れないと言ったのである。
国防という国の一大事よりも自分の夏休みの方を優先する議員がいるとは・・・。
まとめ
日本って問題多くね?