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『僕が大切にしてきた仕事の超基本50』 感想

 

概要

 筆者がこれまでの人生において大切にしてきた仕事の超基本が書かれている。

 

目の前にある仕事

99%の人間はその偶然の連続の中で、周囲の状況に翻弄されながら生きていくことになる。その時、重要なことは自分の足で立っていられるかどうかである。

自分の足で立つとは、健康で仕事を続けることであり、その仕事を通じて世界と繋がっている。そのためには、人と異なる角を失わず、伸ばしていくことが近道になる。

ではどうすれば角を削られずに生きていくことができるのか。

今、目の前にある仕事を楽しめる人は長所を伸ばして、短所を直すという発想に巻き込まれることなく、自分の足で立っていくための力を磨くことができる。

 

仕事の優先順位

会社などの組織は上からの指示で動くように作られている。

役職は、組織における役割・機能にすぎない。部長だ、課長だと威張っていても、中間管理職こそ、上に判断を仰ぎながら働いている。会社では仕事の優先順位に迷ったら上に聞くのが効率的な方法である。

 

とにかく結論を出す

一人で悩み、立ち止まっていては周囲も意見を述べることができない。何もしないでぐずぐずしているよりもは、手元にある材料で即断していく。その方が、物事は良い方向に進む。

この姿勢で仕事や意思決定のスピードを上げていくと、結果的に単位時間内にできることが増えていき、生産性も上がっていく。

 

上司の選択

ビジネスパーソンである以上、上司を選ぶことができない。

上司は業務範囲が広く部下は狭い。その分部下は限られた範囲に集中して取り組んでいく。つまり、目の前の仕事に対して、部下の方が上司よりも知識・情報を持っている。それでも上司を説得できないのなら、それは自分に能力がないといっているものである。

 

仕事のスピード

時間は誰にとっても有限な資源であるということ。相手にとっても、自分にとっても有限な資源である時間を効率的かつ有効に使える人は、今後ますます評価されていく。

仕事のスピードは、その人の生産性を決定づける重要な要因となる。

 

すぐに謝罪

悪いことが起きた時こそ、スピードが大切である。悪いことこそすぐに報告する。

また謝罪後の分析が重要である。なぜなら、思い通りの結果が出なかった場合の原因は、ほとんど準備の詰めの甘さにある。例外的、ベストを尽くしたけれど、相手と自分の価値観が全く違っていたというケースもある。しかし、99%の失敗は考えが足りなかったことが起因する。

 

直観

決断に際して、筆者が決めているルールは二つである。まず、期日を決め、数字、ファクト、ロジックで考え抜くこと。そしてそれでも答えが出なかったら、直観で決めてしまう。

直観とは何も考えずに決めることではない。人間の脳は問題に直面した瞬間に、頭の中に蓄積されている情報を高速でサーチし、最適な答えを導き出すようにできている。

そして、直観の精度はその人の過去のインプットの集積で決まる。だからこそ、日頃から読書をし、旅をし、さまざまなジャンルの人に会い経験の幅を広げ、インプットの量を増やすことが大切である。

 

 

読書

人間は人から学び、本から学び、旅から学ぶ以外に学ぶことのできない動物である。中でも読書は人に会うことや旅に出るに比べ、経済効率が著しく高いインプット方法である。

 

数字とファクト、ロジック

意見交換の場、商談、会議などあらゆる交渉事において忘れてならないのは、数字とファクトの重要性である。

感情的にならず、好みで語らず、数字とファクトをロジカルに繋いでいくこと。そして交渉後のゴールは数字とファクトを積み重ねた先に設定するべきである。あまりにも大きな成果を得ようとしたり、実現性の低い理想的なゴールを定めてしまうと交渉事はうまく運ばなくなる。

 

ほうれんそう

一般的には、部下がほうれんそうをしなさいという形で説かれることが多いように思うが、筆者は上司が部下にほうれんそうをすることを勧めている。

部下にまめに話しかけることにより、部下の状況を把握しやすくなり、トラブルの芽を事前に摘んだり、万が一の場合の対策をより早く取れるようになる。

ほうれんそうは上司のためにある言葉である。

 

中間管理職

中間管理職に必要な能力は、上の話を噛み砕いて部下に伝える力である。上に気を遣うのでなく、下を思いやると言い換えてもいい。

組織にとっては、上司の指示を噛み砕き、わかるように下に伝えることができるからこそ、中間管理職を置く意味がある。

 

やり抜くこと

仕事で一番大切なことは最後までやり抜くことである。最後までやり抜き、成果を出すために何をすればいいのかをとことん考えることがビジネスパーソンに課せられた使命である。

変化が大きく、先が見通せない時代だからこそ、大切なのは常に正直さと正攻法を重視し目の前の仕事をやり抜くことである。

現場で正攻法でことに当たり、最後までやり抜くことである。そのベースになるのは、やはり数字、ファクト、ロジックである。

 

これからは

これからのビジネスパーソンはこういう仕事ができ、会社の売り上げを上げることができるので、高い給与で雇ってくださいと数字とファクト、ロジックを示せることが生きていく根拠となっていく。それが、自分がこれだけの仕事ができ、職場に貢献できるという誇りになる。

世界のビジネスパーソンは、すでに自分の誇りを交渉材料にしながら生きている。ところが、日本では30年以上続いた高度成長と人口の増加を前提とした特異な社会の中で、特異なビジネスパーソン像が出来上がった。

これからは今の仕事を大切にし、日々の業務の中で自発的に興味のある部分を見つけていく。それが、自分の誇りに近づく第一歩となる。

 

下記書籍を参照